ソファにローテーブルは必要?快適リビングにするための選び方のコツ

2025.10.21

ソファに腰かけて、お気に入りのカップでカフェラテをひと口 ⸺ そんな「くつろぎの時間」に欠かせないのが、ローテーブルです。

けれど、購入するタイミングで「リビングが狭く見えないかな?」「本当に必要かな?」と迷ってしまう方が少なくありません。

そこで本稿では、「ローテーブル要る?」という疑問の答えと、ソファとの組み合わせ方法、そしてお部屋に合う選び方をやさしく解説します。

ソファにローテーブルは必要?失敗しない判断ポイントを解説

ソファにローテーブルは必要?失敗しない判断ポイントを解説

ローテーブルって、やっぱりあったほうがいいのかな?」⸺ ソファを選んだあと、そんな迷いが生まれることがあります。

ローテーブルは、飲み物やリモコンを置ける「あると助かる存在」。一方、場所を取ったり、掃除がしにくくなったりする存在でもあります。

ここでは、ローテーブルの役割と、暮らしに本当に必要かどうかを見極めるポイントを紹介します。

ローテーブルの役割とは

絶対に必要ではないけど、あるとリビングで過ごす時間を快適にしてくれる名脇役 ⸺ それがローテーブルです。

▼暮らしを快適にする「ちょい置きスペース」

飲み物やスマートフォンを置いたり、ノートPCで調べものをしたり。ローテーブルがあるだけで、リビングの使い心地がぐっとよくなります。

収納付きタイプなら、リモコンや雑誌をまとめて隠せるため、散らかりやすいリビングが見違えるほどすっきり。

また、来客時にはおもてなしの場としても活躍。お菓子やお花をさりげなく置くだけで、空間に「整った印象」が生まれます。

▼お部屋に「まとまり」を生むインテリアのつなぎ役

さらに、ローテーブルはインテリアの「つなぎ役」にもなります。ソファ・ラグ・テレビボードの中心に置くことで、部屋全体に一体感が生まれ、空間の印象が整います。

高さが低いぶん圧迫感が少なく、部屋を広く見せてくれるのもうれしいポイント。つまりローテーブルは「実用性」と「見た目の心地よさ」を両立させる家具なのです。

自分の「ソファでの過ごし方」を思い浮かべながら、どんな機能を重視するか整理してみましょう。

必要/不要の判断のポイント

ローテーブルを置くかどうかは、「リビングの広さ」と「ソファでの過ごし方」で決まります。

まずは、どんな時間を過ごしたいのかをイメージしてみましょう。

▼ローテーブルが「ある」と便利な暮らし

ソファで食事をしたり、パソコン作業や読書をしたりする方にとって、ローテーブルは頼れる相棒。映画の鑑賞中も、飲み物やリモコンを置いておくと、とっても便利です。

来客時にもお菓子やお茶を置く場所ができ、自然と会話が弾むはず。また、収納付きタイプなら生活感を隠せるため、リビングをすっきり見せる効果もあります。

ご紹介した使い方にピンときた方は、ローテーブルがあると便利です。

▼ローテーブルを「置かない」選択もアリ

一方で、部屋を広く見せたい方や、小さな子どもがいるご家庭では「置かない」という選択も正解です。ローテーブルがなければ、ソファの前を広く使えます。

リビング中央を空けておけば、掃除がしやすく、動線もスムーズです。生活スタイルとリビングの広さを照らし合わせて、「必要/不要」を考えてみましょう。

ローテーブルなくした場合の代替案

ローテーブルがなくても、暮らしの不便を補う方法はあります。

おすすめの「ローテーブルの代わりになる家具」をご紹介しましょう。

▼サイドテーブルで動線すっきり

ソファの横に置くサイドテーブルは、中央を広く使いたい方にぴったり。動線を妨げず、掃除もしやすいところが魅力です。

コの字型のデザインなら、座面のすぐ近くまで引き寄せられ、飲み物も取りやすく便利です。

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▼折りたたみテーブルで柔軟に使う

来客時や作業をするときだけサッと広げ、使わないときはしまえる折りたたみテーブル。限られたスペースでも柔軟に使える点が人気です。

木製やスチール製などデザインの幅も広く、インテリアになじみやすいのもポイントです。

▼オットマン+トレイでくつろぎと機能性を両立

足を伸ばしてリラックスしたい方はオットマンがおすすめ。必要なときだけ硬質なトレイを乗せれば、即席のテーブルとしても活躍します。

使わないときはソファの一部としてなじみ、空間の統一感も損ないません。

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オシャレに見える!ソファとローテーブルのバランスを整えるコツ

オシャレに見える!ソファとローテーブルのバランスを整えるコツ

ローテーブルを置くなら、見た目のバランスも使いやすさも両立させたいところ。

とは言え、サイズや高さ、距離のちょっとした違いで、印象も使い心地も変わってしまいます。たとえばテーブルが大きすぎれば圧迫感が出て、逆に小さすぎれば心もとない印象に……。

ここでは「オシャレに見せるソファとローテーブルのバランス」を、幅・高さ・距離の3つの観点からご紹介します。

幅のバランスがよいものを選ぼう(見た目と使い勝手に影響)

リビングの印象を左右するのが、ソファとローテーブルの「幅のバランス」。大きすぎても、小さすぎても、アンバランスに見えてしまいます。

ローテーブルの幅は、以下の表のようにソファの横幅の約2/3~3/4を目安にすると、見た目も使い勝手もほどよく整います。

人数 ソファの横幅の目安 ローテーブルの横幅の目安
1人掛け 約 60~90cm 約 40~60cm
2人掛け 約 120~180cm 約 80~140cm
3人掛け 約 180~230cm 約 120~170cm

テーブルがソファより長すぎると、部屋全体が重たい印象に。逆に小さすぎると、チグハグな印象になり落ち着きません。

表のようにソファの横幅より少し短めにすると、見た目の違和感がなくなります。両サイドに余白が生まれますので、人の出入りや掃除もしやすくなりますよ。

大きなソファには、小ぶりのテーブルを2つ並べるネストスタイルも◎。抜け感を演出しながら、高低差を利用した「今っぽいリビング」を演出できます。

おすすめのネストテーブルはこちら

高さのバランス(座面の高さと天板の高さの関係)がよいものを選ぼう

ローテーブルの「ちょうどいい高さ」は、見た目だけでなく使い心地をも左右します。

低すぎると物が取りにくく、高すぎるとくつろぎ感が失われてしまうため、ソファの座面とのバランスがとても大切です。

▼ローテーブルは「低め」が絵になる

リラックスを重視するなら、天板の高さはソファの座面に対して「-5~0cm」ほど低めが理想的。

視界が抜けて、空間が広く感じられます。お部屋に開放感が生まれ、よりリラックスした雰囲気を演出できるでしょう。

▼作業する派は「やや高め」が快適

一方、軽い食事をしたり、ノートPCを使ったりすることが多いなら、座面プラス「0~5cm」高めを目安に。手元が近くなり、姿勢が崩れにくくなります。

ただし、ローテーブルはもともと「くつろぐための家具」なので、本格的な食事や作業に向いていません。快適に作業や食事をするには、天板と座面の高さの差(差尺)が25~30cm程度必要です。

ソファに座ったまま作業をしたり軽い食事を楽しんだりできる、コンパクトなデスクもあります。頻繁に作業や食事をする方には、そちらをおすすめします。

ソファとローテーブルの間に適切な距離を確保しよう

ソファとローテーブルの間の距離は、見た目以上に使いやすさを左右する重要なポイント。このスペースが狭すぎると立ち座りがしづらく、広すぎると手が届かず不便になります。

目安は「30~50cm」。この範囲で「どんな過ごし方をしたいか」に合わせて調整しましょう。

▼取りやすさ重視なら近め、動線と抜け感を意識するならゆとりを

コーヒーやリモコンなど、物を置いたり取ったりする頻度が高いなら「30~40cm」くらいが最適。深く腰をかけたままでも、自然に手が届きます。

一方で、人の出入りや掃除のしやすさを重視するなら「40~50cm」程度がおすすめ。ソファの前を横向きにすっと通れる距離で、開放感のあるリビングになります。

ローソファや床座で過ごすスタイルの場合は、やや広めに取るのが◎。足を前に伸ばしても圧迫感がなく、自然な姿勢でくつろげます。

▼まずは40cmを基準にし、実際に座ってみてから微調整

距離が30cm未満だと窮屈で立ち座りがしづらく、50cmを超えるとテーブルのものが取りづらくなり不便です。まずは40cmを基準に家具を配置し、実際に座ってみてから微調整すると失敗がありません。

ソファとローテーブルの間の距離にこだわると、暮らしの「心地よさ」が大幅にアップします。後述する「テーブルとテレビボードの間の距離」も考慮して、購入するテーブルの奥行を決めてください。

リビングを快適に!お部屋に合うローテーブルの選び方

リビングを快適に!お部屋に合うローテーブルの選び方

ローテーブルは、空間の「流れ」と「印象」を決める重要な家具です。

どんなにデザインが素敵でも、動線をふさいだり、インテリアのトーンと合っていなければ居心地が損なわれてしまいます。

ここからは、「暮らしやすさ」と「見た目の美しさ」を両立させるローテーブル選びのポイントをご紹介します。

動線のジャマにならないサイズを選ぼう

ローテーブルを選ぶときは、デザインや高さだけでなく、人が通る「動線」にも注意が必要です。

テーブルが大きすぎると動線の幅が狭くなり、掃除や立ち座りのたびに小さなストレスが積み重なります。

サイズを決める際は、「ソファとテーブルの間」や「テーブルとテレビボードの間」にじゅうぶんな通路幅を確保できるかチェックしましょう。

  • ソファとテーブルの間:30~50cm必要
  • テーブルとテレビボードの間:60cm以上あるとよい

人が横向きで通るには約40cm、正面を向いて自然に通るには60cmほど必要です。とくによく通る場所では、60~80cmの余裕があると快適です。

ゆとりが取れないときは「ローテーブルを置かない」という選択も検討してみてください。目的は「ローテーブルを置く」ことではなく、「快適なリビングづくり」のはずです。

お部屋がコンパクトな場合は、サイドテーブルや折りたたみテーブルのほうが合っているかもしれません。

インテリアに合うデザインと素材を選択しよう

ローテーブルは単なる「置き家具」ではなく、リビング全体の印象を左右する「まとめ役」です。

幅や高さ、距離のバランスが整っていても、デザインや素材が空間と合わないと、どこかチグハグに見えてしまいます。

▼空間全体で素材と色をそろえて、統一感をつくる

テーブルを選ぶ際は、まずソファやテレビボードなど、周囲の素材との調和を意識しましょう。

たとえば、ソファの脚が木製ならテーブルも木製に、スチール脚ならテーブルもスチール脚にすると、自然な統一感が生まれます。

リビングの主役である床やドアの色とリンクさせるのも効果的です。空間に「まとまり」が出て、落ち着いた雰囲気になります。

▼お部屋のテイストに合わせて形と質感を選ぶ

インテリアのテイストに合わせるのもポイントです。

たとえばナチュラルや北欧風のインテリアなら、丸みのある形や明るい木目のローテーブルが好相性。柔らかな印象になります。

モダンスタイルやホテルライクなインテリアなら、ガラスや大理石、金属など異素材を組み合わせたシャープなデザインが似合います。

ヴィンテージやインダストリアルスタイルのインテリアなら、無垢材やアイアンの質感がマッチします。空間を引き締めてくれますよ。

まとめ:リビングに合うソファとローテーブルで快適空間を実現しよう

ローテーブルは、単なる「物を置く台」ではなく、暮らし方を映す鏡のような家具です。ソファで過ごす時間を快適にし、リビング全体の印象を整えてくれる、そんな名脇役でもあります。

ただし、部屋の広さや動線、生活スタイルによっては「置かない」というのも選択肢のひとつ。大切なのは、心地よいリビングの形を見つけることです。

ローテーブルを置く場合はソファとのバランス、そしてインテリアや他の家具との調和を意識してみてください。すべてが整ったとき、リビングは見違えるほど居心地のよい空間になります。

リビングに合うソファとローテーブルで快適空間を実現しよう

理想のローテーブルを探したい方は「IKUS FURNI&COO オンラインショップ」をのぞいてみてください。あなたのリビングにぴったりの一品が、見つかるかもしれません。

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